『キャリアもマネーも複利で伸びる』若手社員のためのビジネス基礎教養

仕事

はじめに

学校を卒業し、新たな一歩を踏み出す新入社員や若手社員の皆さん、おめでとうございます!
新しいキャリアの始まりはワクワクと同時に将来への不安も感じることでしょう。

この記事では、マネーとキャリアを複利の視点から見つめ、若い頃の行動の重要性を探ります。

複利ってなに?

複利とは、お金が利息を生み出す力のことです。
その利息もまた元本に加算されることで、次に発生する利息の計算の基礎となる仕組みです。
より簡単に言うと、1,000円を投資すると、そのお金がドンドン増えるのです。

複利の仕組みを理解しよう

具体的な例を見てみましょう。

1,000円を銀行に預けて、年利が5%だとします。1年目で50円の利子がつくれます。
ここでポイント!次の年には、もともとの1,000円に加えて50円の利子が増えた1,050円が元本になるので年利によって増える金額は年々増えていくという仕組みです。

年利5%はあくまで例えで普通預金の年利は現時点で(2024年3月)は0.001〜0.25%程度であることが多いようです。1970〜80年代は6%ほどあった時期もあります。)

時間を味方にする

先程の説明でもご理解いただけたかと思いますが、複利の魅力は、時間がたつほどお金がどんどん増えることです。最初は少なく感じる利息も、長い間お金を預けておくと、大きな力になって返ってきます。
人は必ずいつかは死にます。時間のメリットを最大限享受するためには若い頃から投資を始めることが大切です。とはいっても株式など選ぶ投資商品によっては下落することも、もちろんありますので、しっかり調べて納得して、最終的には自己責任でやりましょう。

自己投資としての複利

若い頃の学びは、より多くの知識がキャッチできる

マネーとしての複利はご理解いただけましたでしょうか。
複利はマネー以外でも大きな魅力を持っています。

若いころに学んだ知識も歳を重ねてから学んだ知識も、それ自体に差はありません。
しかし、その知識がなければキャッチできない情報が多くあるんです。

例えば今朝の日経新聞で“日銀、ETF含み益34兆円”という記事が出ていましたがETFが何かを知っている人は『なるほど、そーなのか』と思えるかもしれませんが、知らない人はスルーして終わりとなるかもしれません。

旅行に行ったことがある地域がテレビに出た時は『あの一本裏の通りにこんな店があるんだ!』と思えるかもしれませんが、知らない人は『へ〜』で終わることでしょう。

ご自身の業務や興味に応じて早いうちから勉強をしておくと、時間が味方となり、より多くの情報をキャッチできます。

給料として得たキャッシュを、資格取得や語学、書籍、旅行などの自己投資に回すことも、あなたの資産となることに繋がり、将来お金を生み出すきっかけとなるでしょう。

まとめ

若いということは時間を味方につけている状態です。
複利を意識せずに歳を重ねてしまうことは不幸なことです。
今は若くても時間は過ぎ去り、必ず失ってしまいます。
マネーもキャリアも時間を味方に成長させていきましょう。

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